206 相関関数
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相関関数

[1] 絶対可積分な実関数 h(x),g(x)にたいして次の積分値を,

1
h(xu)g(u)du ≡C {h(x),g(x)}                         

h(x)とg(x)の相関といいます。畳み込み[#] と比較すると,h(x−u)の符号が−からへ換わっています。

[2] たたみ込みの定理(1)の証明[#]と同じように計算すれば,

F [C {h(x),g(x)}] =
1
1
h(x+y)g(y)dy e-ikxdx
        ・・・・・

F [h(x)]・F [g(-x)]
= H(k)・G*(k)

ただし,

F [g(-x)]= G(-k)
          = g(-x)e-i kxdx  = g(x)ei kxdx = [ g(x)e-i kxdx]* 
          =G*(k)
H(k)= h(x)e-i kxdx 

つまり,H(k),G(k)はh(x),g(x)のフーリエ変換で,G*(k)はG(k)の複素共役です。

・・・・
物理的な意味について: f(x)とg(-x)の畳み込み
・・・・
追加書き込み

特に,g(x)自身の相関,C {g(x),g(x)}は自己相関と呼ばれ,そのフーリエ変換について,

F [C {g(x),g(x)}] =|G(k)|2

が成り立ちます。


[3] さて,次に|G(k)|2 をすべてのk についての積分を考えます。

|G(k)|2 dx 

ここで,G(k) が g(x) をフーリエ変換した時の展開係数に相当することを思いだすと,|G(k)|2の積分は,

G*(k)G(k)dk 
1
g(x) eikxdx
1
g(y)e-ikydy dk
g(x)g(y)
1
e-ik(x-y)dk dydx    
g(x)g(y)δ(x−y)dydx    ⇒ δ関数とフーリエ変換についてはこちら[#]
|g(x)|2dx

と計算できます。すなわち,

|g(x)|2 dx = |G(k)|2dk     [パーセバルの定理]

これは有名な関係式で,パーセバルの定理と呼ばれています。これはあるベクトルc が正規直交基底で,

c = c1e1  +c2e2 +c3e3   

と表されているならば,そのベクトルの大きさの2乗は,

|c|2 = |c1e1+c2e2 +c3e3|2
         = c12+c22+c32

と計算できることに対応しています。

[4] つづく ・・・・・



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